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雑文2022/12/29

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2022年12月29日
  • 読了時間: 2分

私は今まで、「ユダヤ人をなかなか自分の同類と思えない。私(発達障害者、両性愛者、アジア人、共産主義者)もユダヤ人も、ショアのターゲットなのに」と悩んできましたが、最近は、徐々にユダヤ人に対するシンパシーや親近感が持てるようになってきています。


例えば、『アウシュヴィッツのお針子』の中でブラーハ・ベルコヴィッチさんというお針子のユダヤ系スロヴァキア人女性が、アウシュヴィッツで「鉄条網に行きたい(高圧電流の流れる鉄条網に突進して自殺したい)」と希死念慮に襲われる友人イレーネ・ライヒェンベルクさんを励ますときに、「行ったら死ぬのよ! そうなったら、ファシストの思うつぼじゃないの。あんたは生き残らなきゃ、死んじゃだめ。生きるのよ!」と叫んだのには凄く励まされました。


「今死んだら自民党の思うつぼ」と読み替えて、頑張りたいです。ブラーハさん、ありがとうございます。


ちなみに、私がこれまで言ってきた「加害者にシンパシーを感じる」というのは、「罪悪感に震える加害者にシンパシーを感じる」ということだと分かりました。


戦時中に差別的な言動で人をガンガン傷つけて、後で遺族にガンガン怒られて萎縮し震え号泣するナチ戦犯を見たら、私は深く同情してしまいます。しかし戦争犯罪への謝罪も反省もしなかった戦犯には強い怒りが湧きます。


やはり私は、「罪悪感に震える人」が好きなようです。私と同じだからです。


もしかしたらヒトラーについてもっと深く学んだら、彼に対するシンパシーはなくなるかもしれません。なぜなら彼は最後の最後までユダヤ人への差別心を捨てず、正当化したからです。


彼はユダヤ人を殺しても罪悪感など抱かなかったでしょう。だから彼は私とは違います。「弱者男性でありながら弱者を差別して殺した」という点では同情できますが、「ユダヤ人を殺すことを正義と信じて疑わず、なんの罪悪感も感じなかった」というのは許せません。


やはり私は、「善なる心が残っているが故に苦しむ犯罪者」に強く共感し、惹かれます。罪悪感を持たず、完全に悪の側に吹っ切れている人より、善と悪の狭間で迷いもがき苦しむ人が好きです。そしてそれはまさに私のことです。

 
 
 

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