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資本主義とナチズム

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2022年3月9日
  • 読了時間: 4分

2022/3/8~9にかけてのツイートを編集したもの


規格外の身体を受け入れるということ。規格外の自分を受け入れるということ。規格外の他者を受け入れるということ。この3つをこれから心がけていきたい。規格など幻に過ぎぬ。


しかし、どうしても受け入れられないものがあるなら、受け入れられない自分を受け入れればいい。「受け入れねばならない受け入れねばならない」と言う時点で型に嵌まっているし、何かを受け入れられない自分を「規格外」と見做して拒絶・迫害している。肩の力を抜いてありのままの自分を尊重したい。


人には努力すればできることと、努力してもできないことがある。どうしてもうまくできないなら仕方ない。自分は悪くないのだから肩の力を抜こう。そして自分の身体を支配しているのは何か考えるのだ。それは障害かもしれないし、過去に受けた傷かもしれないし、世間の悪い価値観かもしれない。


今まで私を支配してきたのは、「金儲けのできる人こそ偉いのだ」「私達は金儲けのためにいる」という資本主義である。学校に行けば行くほど学歴を得られる、学歴を得ればいい仕事に就ける、いい仕事に就けばたくさん稼げる、たくさん稼げば社長になれる、引きこもりや障害者は負け組、無価値云々……。


しかし出世するということは、すなわち人を自分の金儲けや野望実現のために利用し、都合が悪くなったら捨てる権力を持つということだ。私はそんな力は持ちたくない。


そう考えると、ヒトラーは色々な意味で間違っていた。おかしな陰謀論に身体を支配され、自分の不幸を資本主義でなくユダヤ人という弱者のせいにし、障害者を無価値な邪魔者と見做した。そして世界征服という自分の醜い野望のためにのし上がり、人をこき使い、騙し、踏みつけにし、邪魔者は容赦なく虐殺した。


また、収容所に着いたばかりの障害者や幼い子供、老人、病人など、労働できない人々も無価値と見做し虐殺した。彼もまた、差別主義とそれを助長する資本主義の犠牲者なのだ。もちろん彼だけが悪かったわけでなく、彼を支持した人々も差別主義や資本主義に身体を支配されていたのだ。


彼らがこうなったのは運が悪かったからか、それとも他の要因があったからか。「たまたま運が悪かったから」で済ませていいのだろうか。なぜ大惨事は起こったのか。どういう流れでそうなったのか。防ぎようはなかったのか。どうすればこのような事態の再発を防げるのか。そこを解明するのが私の仕事だ。


どちらにせよ、私はあんな冷酷非情な奴にはなりたくない! そんな奴に従いたくもない! 頑張るぞ!



資本主義者は金儲けを重んじる。ちなみに歴史上初めて現れた資本主義者はもともと被差別者だった。被差別者が差別されないために金儲けによってのし上がり、力を得たのだ。ユダヤ商人もそうだったので、反資本主義は反ユダヤ主義に結びつきやすい。非常に注意が必要だ。悪いのは資本主義であってユダヤ人ではない。


ちなみにユダヤ人全員が金持ちではないし、貧乏なユダヤ人のほうがたくさんいる。念の為申し添えておく。 ・USHMM(アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館)の記事

「ヨーロッパにおけるホロコースト以前のユダヤ人の生活」

・ヘブライの館 2000年4月の記事

「アメリカのビジネス界で活躍するユダヤ人たち」(データが古い)

・alma. 2018年4月25日の記事

"I’m a Poor Jew. Yes, We Exist."(英語)

この記事は比較的新しい。グーグル翻訳で訳したところ、次のような事実が明らかになった。


「2013年、ニューヨークのUJA連盟は、ニューヨークのユダヤ人コミュニティにおける貧困の増加についてのレポートを発表しました。 報告書は、ニューヨークのユダヤ人世帯の4人に1人が貧しいことを発見しました。 貧しいユダヤ人世帯の90%とほぼ貧しいユダヤ人世帯の84%がニューヨーク市に住んでいます。 貧しいユダヤ人とほぼ貧しいユダヤ人の両方の60%は、なんとかやりくりをしているところです」


この事実を知ってもなお、陰謀論者は「ユダヤ人は金の亡者だ」と言うだろうか。言うわけがないだろう。これは多くの人にぜひ知ってもらいたい事実だ。少し調べれば分かることなのに、今まで調べなかったことが悔やまれる。


話を元に戻そう。

社会の資本主義化によって、かつてのマイノリティはマジョリティになり、金儲けのできない人々を見下すようになった。その時点で、格差をなくし、誰も取り残さないことを是とする社会主義思想は芽吹いていたのである。「誰も取り残さない」というのは、「資本主義の廃止によって資本主義者さえも救う」ということである。


ところでネットには「ネトウヨを憐れむなんてマジョリティを利することになるからやめろ」と言う人がいる。愚か者への怒りはわかるが、彼らもまた差別主義やそれを助長する資本主義の犠牲者であることをその人は分かっていない。そして何より情がなさすぎる。しつこいようだが差別者はエイリアンではない。同じ人間だ。

 
 
 

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