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被害者への恐怖、加害者への親近感

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2022年12月27日
  • 読了時間: 3分

私は幼い頃から、無神経なことを言ったりやったりして周りの人を傷つけ、ガンガン怒られて泣いてきました。

なので、私の中では徐々にこのような図式ができていきました。


加害者=悪=私と同じ=安心


被害者=善=私と違う=怖い


私にとって被害者とはガンガン怒る人であり、非常に怖い存在です。しかし加害者は自分と同じようにガンガン怒られる存在であり、親近感が持てます。

私がユダヤ人を恐れるのは、彼らが被害者であり、善であり、ナチスに対してガンガン怒るからです。

そして、私がヒトラーに親近感を感じるのは、彼が私と同じように、無神経な言動で人々を傷つけ、ガンガン怒られる立場の人だからです。

今も私は、正義や善が怖いです。


しかし、ヒトラーを好きな私に対する世間の視線は厳しいです。

犯罪性愛者(犯罪や犯罪者を好きになる人。犯罪を賛美している人もいれば犯罪を悪だと分かっている人もいる。私は後者)のネット掲示板(英語)で「ヒトラーが好きです」という投稿をしたら、ホロコースト犠牲者遺族の方に、「独裁者や死者を好きになることはおかしいので、病院に行くことを強くおすすめします」とコメントされました。

そういうことを言われたら死にたくなります。しかし「病院に行け」と言ってきた人はナチスの被害者遺族であり、切実な事情があるので、そんなに強く責めたらいけないと思います。

しかし「病院に行け」と言われた当時の私もは彼女の悲しい事情を考慮せず、彼女を悪者扱いして怒るだけでした。みっともないです。


怒ってきた人たちに、私は「怒らないでほしい、優しくしてほしい」と求めます。しかしそれは余計に彼らの心を逆撫でします。「被害者感情に寄り添え!」というわけです。

なので幼い私は、自分を過剰に責めることで、被害者の歓心を買う戦略を取り始めました。

今でも被害者に「優しくしてほしい」と求めた結果、ガンガン怒られてしまいますし、自分を過剰に責めて被害者に気に入られようとします。

幼い頃からそういう経験をしてきたから、私は被害者意識が弱く、加害者意識が強いのです。


私は少し怒られただけで傷ついて泣いてしまう、心のとても弱い人です。なのでこんな弱い人が24年も生きられたことが本当に不思議です。30年生きられたら上等でしょう。私のような人間は長生きできません。

こんなことを言ったら親や友人には失礼ですが……。


しかし、私とヒトラーの違いは、「良心の呵責を感じるかどうか」です。

ヒトラーは自分の行っているユダヤ人虐殺を正しいと信じていましたが、私は自分の無神経な言動を悪いことだと恥じています。

そこが違うのです。

なので私はヒトラーよりマシだと思います。


どんなにユダヤ人に冷たくされても、「病院に行け」と言われても、私は私を愛してくれない人々、ありのままの私を受け入れてくれない人々の幸せを祈るべきです。

彼らにも彼らなりの事情があるのですから。

これは浄土仏教とキリスト教の双方に共通する教えです。

というか被害者の幸せを祈るのは人として当たり前のことです。南無阿弥陀仏。

 
 
 

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