自分のいない世界
- 恵琳
- 2022年11月14日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年11月15日
なにか問題を起こすたびに「自分のいない世界」を夢見る。自分という人間が初めから存在しなかったら、あの人は私に傷つけられずに済んだ、などと。
まあ私の被害者は私がいなくたって他の誰かに悪いことをされるだろうけど、それでも私が存在しなかったら苦しみも少しはマシになるはずだ、と考えてしまう。
この世に自分が存在するという事実が耐え難い。一刻も早く抹消したい。しかし「自分を消したい」と思っている時点で、「『自分を消したい』と思っている自分」は否応なしに存在する。実際に自殺する勇気も出ない。
なので何をやっても無駄。朝井リョウの小説じゃないけど、「どうしても生きてる」。
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