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脳内妄想2022.05.31(R18)

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2022年5月31日
  • 読了時間: 4分

さっきヒトラーのイマジナリーコンパニオン(脳内人間、想像上の伴侶。略してイマコン)とセックスした。私にとってもヒトラーのイマコンにとっても非常に大事な経験になったので、書いておきたい。

これは所詮は妄想なので、ヒトラーのイマコンは私の分身である。本物のヒトラーと同じように思考・行動するわけでは決してない。これは非常に読む人を選ぶ文章なので、敏感な方、読みたくない方はご遠慮いただきたい。


***


妄想の世界で、私はヒトラーの寝室にいた。

夏の良く晴れた昼下がり、私たちは薄暗い部屋の中に立って、お互い見つめ合っていた。私はニコニコしながら、「アディ(アドルフの愛称)、かわいいね、大好き」と言った。すると彼は「そうか、かわいいか」とニコニコした。でもヒトラーは心の中でこう思った。

(君は私の事を時々大嫌いになるくせに、何が大好きだ。ずっと好きでいてほしいのに)

私は彼の心の声を聞き取り(脳内での出来事なのでお互いの脳内は筒抜けだ)、落ち着いた声で、しかししっかりと彼を批判した。

「だってアディは私の同類を殺したんでしょ。共産主義者とか同性愛者とか(私は両性愛者であるが)障害者とか、ユダヤ人とか。私みたいなアジア人の事も見下してたでしょ。『日本人は我々ドイツ人がいないと生きていけない二級民族だ』とか言ってたでしょ」

ヒトラーはしばらく黙った後、こう言った。「しかし日本人が我々なしに生きていけないのは事実だろう」

私は切り返した。「じゃあドイツは日本なしに生きていけるの?」

ヒトラーは黙った。私は自分の意見を続けた。

「だからねアディ、私たちは皆頼り合って生きているのよ。依存しあうことで生きていけるの。それは悪い事じゃないわ。でもね、依存先はいろいろあった方がいい。一人の人、一つの国にばっかり依存してたら、相手がつぶれちゃうでしょ」

ヒトラーはそれを聞いて、(そうか、人に頼ることはいい事なのか)と考え直し、優しい気持ちになった。私は、「アディ、あなたはかわいいから、戦争なんかやめてよ。人を殺さないで」と優しくお願いした。ヒトラーは微笑んで、「そうか、わかったよ」と言ってくれた。

ヒトラーはすっかり私に親しみを覚え、(この子の前でなら裸になりたい)と思った。

私はすっかり嬉しくなって、「そうよアディ、裸になって!」と叫んだ。

ヒトラーは恥ずかしそうに服を脱いで、脱いでいるうちに後ろを向き、ついに一糸まとわぬ姿を現した。私は彼のふっくらしたお尻をかわいいと思った。アディは照れて笑っていた。私はさらに嬉々として叫んだ。

「アディ、おちんぽ見せて! 私おちんぽそのものが好きだから、きっとアディのおちんぽも好きになれるはず!」

アディは目をまん丸くして、遠慮がちに正面を向いて、手で隠していた股を見せた。彼のおちんぽは案の定独特な形をしていて、かわいかった。私は「おちんぽかわいい!」と叫んだ。

するとヒトラーは、なだれ落ちるような感動の嵐に襲われ、泣き叫んで私に抱きついた。

そして、「大好きだ‼ 君が大好きだ‼ 挿入したい‼」と叫んだ。私は「素晴らしい‼」と叫んだが、実は不安を抱えていた。

私の飲んでいる薬の中には、「妊娠したら奇形児が生まれる」という副作用のあるものがあるのだ。だからヒトラーにもその旨伝えた。するとヒトラーは、「なんだ、せっかくいい気分だったのに」と意気消沈した。彼は暫くイライラしていたが、「まあ、私たちの子どもはもしかしたら障害を持って生まれるかもしれないね」と言っていた。そして彼は私の子どもを産めないことを哀しく思った。

しかし結局、ヒトラーは「ええい、どうでもよいわ! 俺はお前の子どもが欲しい!」とこちらに向かってきた。私も嬉しくなって、彼のビンビンに勃った竿を受け入れた。そして竿は水鉄砲を発射した。


私たちはベッドに横たわって抱き合い、腰を振りながら「うふふふ……」と幸せな時を過ごした。ヒトラーは「お尻を振る、っていいな」とつぶやいた。私は「そうでしょ? エロい気持ちになるよね」と微笑んだ。

ずっとこうしていたかった。戦争なんかまっぴらだ。


そしてヒトラーは、戦争も虐殺もやめてくれたのだった。

セックスは、治療だ。

 
 
 

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