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「常識」や「正論」で、私たちは救えない

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2021年8月10日
  • 読了時間: 2分

 犯罪性愛についての胸糞悪い動画をわざわざ見てしまった。

 ある動画で、投稿者が「犯罪者性愛」と半笑いで言っているのには本当に腹が立った。野次馬が遠くから私を眺めて「へー、こんな奴らもいるんすね」と、馬鹿にしたような半笑いを浮かべているのが脳裏に浮かんだ。また、犯罪性愛等の説明をウィキペディアの完全コピペで済ませている動画もあった。

 どちらの動画でも、投稿者は「正気」の側に立っていて、私たちとの間に線を引き、「お前らは狂っている」などと「常識」や「正論」をぶつけてきた。

「被害者の気持ちを考えろ。犯罪者を好きになるのはおかしい。これはお前のためを思って言っているんだぞ」という「常識」や「正論」で、私たちは救えない。もちろん犯罪被害者の人権を守ることは大切だし、犯罪を賛美したり正当化したりする態度はとってはならないが、特定の恋愛を「悪」「狂気」とみなすのは差別である。今「セクマイ」と呼ばれる人々は、そういう風潮と闘ってきた(闘っている)のだ。私も共に戦って何が悪い。

「LGBTは良くて犯罪性愛者はダメ」という人たちの中には、きっと世間の「LGBTブーム」に踊らされているだけの人もいると思う。要は彼らは、「LGBTは『保護されるべき』と公認されたマイノリティだが、犯罪性愛者はまだそうでない」という状況を正当化しているのだ。

 もしそういう人たちが、同性愛者の権利が保障されていない時代や地域に生きていたら、「障害者は『保護されるべき』と公認されたマイノリティだが、ゲイはそうでないから奴らを許すな。奴らは我儘を言っているだけだ。同性愛なんて気持ち悪いし迷惑だからやめてほしい。病院行け」などと言うのだろうな。世に阿呆どもの種は尽きまじ。

 
 
 

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