犯罪性愛者の2つのタイプ
- 恵琳
- 2021年8月3日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年10月7日
犯罪性愛者には、二通りの人たちがいる。犯罪を賛美・正当化し犯罪者を崇拝する危険な人たちと、犯罪を悪だと分かったうえで、犯罪者の悲惨な人生に同情し、いたわり、更生を手伝いたいと願う心ある人たちである。
私は前者をプリズングルーピー型(略してグル型)、後者を美女と野獣型(美女の名を取ってベル型)と名付けたい。私はベル型とグル型の両方の要素を持っているのではないかと思っている。
私は、ヒトラーが父から虐待を受けていたと知ったとき、哀れみが湧いた。彼の生きていた時代にタイムスリップして彼が反ユダヤ主義に走るのを防ぎたいと思ったこともある。
一方、私の中には、戦争・差別・虐殺は悪だと分かっていながら、そういう残酷なものに惹かれ、興奮してしまう気持ちもある。普段から「上辺だけでもいい人でいなければ」と自分に負担をかけているので、「悪いことがしたい」という気持ちが強いのだ。犯罪を悪だと分かっているのに、犯罪賛美や犯罪者崇拝の気持ちが勝手に湧いてきたりもする。これは何かの精神障害ではないか、強迫性障害のうちの一症状、不道徳強迫ではないかとも思う。
自分でも自分のことを本当に危うい奴、極悪人だと思う。運良く残った良心を失わないように気をつけたいものだ。
このサイトはベル型の人を対象にしているため、犯罪を賛美・正当化する危険な発言は受け付けない。ネオナチやKKKや植松崇拝者は即退場である。彼らが来ないことを切に願うばかりである。というか自分がそういう問題発言をしないように気を付けよう。
それから、犯罪性愛者のネットコミュニティには、おどろおどろしいレイアウトのものが多い。というか私が今まで見つけたコミュニティは全てそうだった。私はそういうおどろおどろしいのが嫌で嫌で仕方なかったし、おどろおどろしい人間として見られるのも嫌だった。しかし仲間と繋がるためにはそういうコミュニティに参加するしかなかった。
ここでなら好きな人の名前を言っても大丈夫だろうと思ったが、現実はそう甘くはなかった。Rというサイトの犯罪性愛コミュニティで、3人のユーザから誹謗中傷されたり厳しい言葉をかけられたりしたのだ。
コメント欄に沢山の顔文字(泣いている顔、怖がっている顔がほとんど)を貼り付けて「お前のエグい文章をコンペに出したらこんな反応されるぞ」と暗に示す人もいたし、「私の曾祖母はガス室で殺されました。あなたの投稿を消せとは言いませんが、独裁者や死者を愛するのは異常なので、病院に行かれることを強くお勧めします」と真面目に怒りをあらわにするナチ犯罪被害者遺族の人もいたし、「お前は悪魔に取りつかれてる‼」とチャットで言ってきた人もいた。
私を擁護してくれる人もいたことはいたが、私はシンパよりもアンチを気にしてしまう性質だ。私はアンチに散々なことを言われて、Rを退会した。しかしアカウントを取り直し、ナチ犯罪被害者遺族の方への謝罪文を投稿した。しかしその人はもういなくなっていた。それで私はもう何をやっても無駄だと思い、再び退会した。
しかし私は三度アカウントを取り直した。そして「ヒトラーを好きだという事はヘイトであり差別だ!」との信念に基づいて、自分がかつて投稿した文章をヘイトスピーチとして通報した。多分投稿は消えたと思う。今になってあれは凄まじいセルフヘイトだったと後悔している。ああ、私は自己憎悪の塊なのだ……。
そしてRで「日本語の犯罪性愛コミュニティサイトがあるみたいですよ」と他人事のようにさらっとベルガモの宣伝をしてみたら、Rの運営側が「宣伝目的の投稿なので削除しました」と言ってきた。なんという事だろう。私は本当に運がない。
そして私はFというサイトの犯罪性愛コミュニティに入会したが、いつの間にかそのコミュニティにアクセスできなくなっていた。ほとんど何もしない幽霊部員だったから、あるいはヒトラー好きは論外とみなされたからブロックされたのだろうか。それともコミュニティそのものが消えたのだろうか。
犯罪性愛者のコミュニティの中でもマジョリティ・マイノリティがいる。リチャード・ラミレスは私が参加した2つのサイト(RとF)の犯罪性愛コミュニティで熱烈な人気を博していた。ラミレス好きは犯罪性愛者の中でもマジョリティなのだ。そしてヒトラー好きの私はマイノリティだった。これからもずっとそうだろう。ショアの歴史がある限り。だからとて歴史改竄主義(歴史修正主義)に走るつもりは毛頭ない。
こんな散々な目に遭った私だが、今も一応三個目のアカウントでRをROMっている。あれだけひどい目に遭ったのだから、もうただただROMることしかできないのだ。死にたい。
コメント