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映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』で発狂した

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2021年10月24日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年10月28日

 今日はツレと映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』を観に行った。グレタは強くて優しくて動物好きで、固い意志を持って自分の道を歩む革命家だと思った。社会問題に心を痛めて病気になったところがツレとそっくりで、私は憧れと同時に嫉妬と劣等感を持った。

 それに、グレタには味方がたくさんいるが、私にはそんなにいない。それも劣等感を増幅させた。

 私は負け戦を戦っているのではないか、ナチ被害者のためにベルガモの活動を諦め、自分の性的指向については沈黙すべきなのではないか、私に居場所はない、私は人々のために死ななければならないとまで思った。そして真っ暗な映画館で過呼吸になり、喉から声を絞り出し、ついに発狂した。

ツレが「出よう」と促したが、なかなか体が動かない。そうこうしているうちに前の方に座っていた老人が席を立って部屋から出ていった。まず私が出ていけばいいのに、悪いことをしてしまった。

 やっとこさ座席から立てたときにリュックの防犯ブザーの紐を踏んでいたようで、歩き出すと紐が抜けてブザーが鳴ってしまった。他のお客さんに本当に酷い迷惑をかけてしまったので、申し訳ない。

 なんとかブザーを止め、暗い部屋から出ていったが、部屋から出ても苦しさは変わらなかった。ツレはしばらく私の愚痴を聴いてなだめていたが、「俺映画観たいから行っていい?」と言った。私は正直そばにいてほしかったが、彼に迷惑をかけたくないので、「うん」と嘘をついた。しかし彼が離れた途端、私はまた泣き出した。嘘なんてつくんじゃなかった。

 連れはまた戻ってきて、しばらくそばにいたが、私に「俺観に行くで」と言って再び暗い部屋に入っていった。

 私はしばらく床に仰向けになって号泣し、絶叫し、哄笑した。「私なんか生まれてこーへんかったら良かったんや。死ぬだけの勇気がほしい」「redditの犯罪性愛コミュニティで私を批判した人は正しい。彼らこそまともや」などと呟いた。

 しかし、もうひとりの自分が私にこう言った。

「あなたを応援する人はおかしいの? あなたの連れ合いや友達はおかしいの? 侮辱しないで!」

 私はその言葉にハッとすると同時に慰められた。しかしそのときは心が荒んでいたので、素直に喜べず、「なんやねん、redditの人たちは正しい! 私が好きな人を好きということはヘイトや!」と反発した。

 そうして苦しんでいるうちに、今日ツレに言われた「歴史の中での自分の役割」について考えた。すると浮かんだのが、「ヒトラーを神あるいは悪魔とみなす風潮と戦うこと」だった。

 私はハッとして、起き上がった。

 父親に虐待された彼に同情するのは悪ではないはずだ。たとえ彼が数多の罪なき人々を虐殺したとしても。被害者への同情はもちろん一番大切だ。しかし加害者に同情する人もいていいではないか。彼だって同じ人間だ。私は脳内のいじめっ子によって、大切なことを忘れさせられていたのだ。ああ、情けない、情けない。

 もっとヒトラーについて知らねばならない。最近は特に時間がないが。

 
 
 

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