巨乳広告の真の被害者
- 恵琳
- 2023年2月10日
- 読了時間: 2分
私は以前『月曜日のたわわ』という漫画の巨乳女子の広告を問題視し、たわわ広告肯定派とツイッターのDMで論戦したことがある。
私は「あの広告は若い巨乳女性を客寄せパンダとして扱う悪質な広告だ。この問題の当事者は私のような若い女性である」と非難した。
しかし相手は「あなたは当事者ではない。この問題の当事者は日経新聞と講談社だ。あの広告が嫌なら見なければいいだけの話じゃないか。取り下げる必要はない」と私に反対した。
議論がいつまでも平行線のままなので、私は相手を「女性を踏みにじるヘイター」と呼んでブロックした。
しかし、後で友人にそのことを話すと、その人から非常に重要な指摘を受けた。
「『月曜日のたわわ』の巨乳広告を禁止されて一番傷つくのは、実在する巨乳女性である。巨乳広告を禁止されたら、彼女らは自分たちの存在そのものを否定されているように感じる。けどまあ、『女を客寄せパンダにするな』っているあなたの主張もありだと思う」
私はハッと目が覚め、「巨乳女性」の目線がすっぽり抜け落ちていたことに驚愕し、深く反省した。
巨乳女性こそ、この問題の一番の被害者である。外野がやいやい騒いだらいけないのだ。巨乳女性の皆さんを傷つけたことを、深くお詫び申し上げる。皆さんのことを全く考慮せず発言して申し訳なかった。
しかし友人は、「女を客寄せパンダにするな」という私の主張も認めていた。だから、裸でないにしろ性的な女性の広告を禁止するかどうかは、難しいところである。
ところで私は議論相手を「ヘイター」呼ばわりしたが、私もたわわ広告を否定することによって巨乳女性を踏みにじったのだから、人のことは言えない。議論相手の方にもお詫び申し上げる。きつく言い過ぎて申し訳なかった。
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