top of page

世界を敵に回す恋

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2021年10月10日
  • 読了時間: 2分

 ※この記事には、映画『天気の子』のネタバレを含む。未見の方はご注意いただきたい。


************


 2019年夏、新海誠の小説『天気の子』を読み終えたとき、私は主人公の帆高に強い怒りを感じていた。なぜなら、彼は愛する陽菜を得る代わりに、世界の一部を水没させたのだから。

「なんて自分勝手なんだ、この人殺し! お前のせいでどんだけ人が死ぬか、どんだけの人が住処を追われるか分かってんのか!」と憤りを隠せなかった。

そして、帆高を支えた須賀という男の、「世界なんてさ、どうせもともと狂ってんだから」という言葉の愚かさ、浅はかさにも腹が立った。

「世界を狂わせたのは私達人間じゃないか。何がもともと狂ってる、だ! 環境問題や気候危機を作り出したのは私達だ!」と。

 しばらく後になって映画のDVDを観たときも、同じ憤りを感じた。帆高の幼さ、自分勝手さ、須賀含め彼に協力した人々に腹が立った。


 しかし、今は違う。

 よく考えたら帆高は、私と立場が同じなのだ。

 彼は世界を敵に回す恋をして、その恋を成就させたのだ。

 彼を責める人も正しいし、彼を擁護する人も正しい。そう簡単には解決できない問題を、この映画は提示している。「自分の願いと世界(周囲)の願いが真っ向からぶつかったとき、人はどうすればいいのか?」という問いだ。

 私はベルガモを通じて、みんなに私のことを知ってもらいたい。しかしそれには恐怖と困難と嘲笑がつきものだ。しかし、そう簡単にこのサイトをたたむわけにはいかない。地道に活動していれば、理解者にも出会えることだろう。というか実際に出会えた。

 これからもこのやわなブロガーを温かく見守っていただきたい。

 私のやっていることは、もしかしたら間違っているかもしれない。犯罪被害者からしたら大迷惑かもしれない。しかし、書かずにはいられないのだ。

 
 
 

最新記事

すべて表示
恵琳による、自分史のようなもの

これから語るのは私の自分史である。長くて内容も重いが、私がなぜヒトラーを好きになるに至ったかを語っておきたいのだ。 数日前、アンネの日記のアニメ映画がユーチューブにあったので、観た。 https://youtu.be/qAIRFyR6NyQ...

 
 
 
お詫び 2023.3.5

ブログにプライバシー侵害被害者への逆ギレ・難癖・二次加害を書いて申し訳ありませんでした。 人を傷つけながら生きるくらいならスパッと死ねばいいと思いましたが、私は弱いのでより良く生きることも潔く死ぬこともできません。 生き恥を晒すことしかできないようです。...

 
 
 
元彼糞語録2023.3.5

「〇〇さんはすがちゃんにきついけど/すがちゃんを差別するけど、あれが普通ちゃうかな」 人間舐めんな。お前それでも左翼なのかよ。差別を肯定するな。差別するのが普通とかイカれてる。じゃあ私をいじめて差別した元彼は普通なのかよ! あんな糞が左翼を名乗るほど、日本は堕ちているのだ。...

 
 
 

コメント


記事: Blog2_Post

©2021-2025 by 恵琳のサイト ベルガモ。Wix.com で作成されました。

bottom of page