マイノリティ、あるいは、全ての人への恐怖
- 恵琳
- 2022年1月20日
- 読了時間: 1分
私はマイノリティを見ると「この人に差別心がバレたら殺される」と怖くてたまらなくなる。私にとってマイノリティは「怖くてキツい人」なのだ。邪悪な私に懲罰を下す仁王様、荒ぶる神のような存在だ。心を開くことなどできそうもない。
相手がどんなに優しく穏やかな人であったとしても、「マイノリティ=キツい」というイメージは崩れない。「いつかこの人をカンカンに怒らせて縁が切れるのではないか。マイノリティとはそういう容赦ない存在だ」と恐怖に怯える。
見下すのも崇めるのも相手を対等に見れていない証拠なので良くない。なので彼らを自分と対等な存在として見れたらいいなと思う。
対等な存在として見るには、相手のことをきちんと知る必要がある。でも知っても知っても恐怖はなくならない。むしろ無神経な発言でマイノリティを怒らせたことがきっかけで更に怖くなる。もう私はマイノリティと付き合わないほうがいいかもしれない。しかしすべての人がマイノリティなのだから、今更そんなことを言っても無駄だ。
私は究極的にはすべての人間を恐れている。怒られることを恐れて、連れ合いにさえ言いたいことがうまく言えない。人間不信はどうしたら治るのか。
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