ナチギャグはどこまで許されるのか
- 恵琳
- 2022年2月4日
- 読了時間: 2分
私は以前、とあるSNSにヒトラーの大喜利画像を投稿した。
「アドルフ・ヒトラーにそんな著書は存在しない 『○が○そう』」

私はこの大喜利投稿に、「屁が出そう」というギャグを書いた。我ながらすごく気に入っていたのだが、一人の日本人男性がこの投稿に対して怒りを表明した。なので心がヒヤッとした。とんでもないことをした気分になって、すぐさま投稿を消し、彼に謝罪メッセージを送った。
彼自身はこの投稿を気にしていないようだが、私はユダヤ人ともネットで繋がっているので、その人が見たらすごく不快な気持ちになるだろうなと思った。
しかしその男性は、菅直人氏が維新の橋下徹を「ヒトラー」呼ばわりしたことに対してブルーノ・ガンツ演じるヒトラーが「維新なんかテレビばっか出てるただの芸人やないか! 同じにするな!」などと激怒する「総統閣下シリーズ」動画には怒りを表明していなかった。
また、以前別のSNSにヒトラーをデフォルメした似顔絵(ベルガモのグループ「反ナチナチヲタの会」のアイコン)を載せたら「コミュニティガイドラインに反している」という理由で削除された。結果を不服として審査をリクエストすることもできたが、気弱な私はそうしなかった。

ネット上にはヒトラーとゲッベルスのBL絵や、ヒトラーが父に凌辱される小説を投稿している人がいる。また、ネットフリックスには『ラブ、デス&ロボット』という短編アニメ集があり、「歴史改変」の巻はヒトラーのありえない死に方を6通り考えるエログロギャグアニメだ。
私が投稿した大喜利か許されないなら彼らもまた許されないのではないか、と思うと、なんで私だけがこんなに苦しまないといけないのかという気分になる。
ナチギャグはどこまで許されるのか。どういう時、どういう場所、どういう場合、どういう相手、どういうコンテンツなら許される/許されないのか。
様々な答えが考えられる。
・悪意や差別的意図がないならセーフ
・ユダヤ人から見えない場ならセーフ
・友達同士のグループで笑い合うならセーフ
・風刺ならセーフ
・ナチスやショアの悲惨な歴史をギャグの素材にするのは何が何でもアウト
等々
皆さんの意見が聞きたい。
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