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東京怖い

  • 執筆者の写真: 恵琳
    恵琳
  • 2023年2月6日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年2月10日

東京は怖い。人が多すぎる。人も会社も金も権力も集中しすぎている。東京の満員電車にはまだ乗ったことがないが、大阪以上にぎゅうぎゅう詰めになるそうなので、乗ったら気が狂うかもしれない。

だから日本もドイツのように地方分権を進めるべきだ。今首都直下地震でも来ようものなら、東京だけでなく日本全体が機能不全に陥るだろう。人も会社も金も権力も地方に分散すべきだ。

私は元彼のように、「東京弁に対する強烈な嫌悪感、不快感」はないが、「巨大都市東京」に対する強い恐怖はある。

東京には一度だけ、高校の修学旅行のときに行った。その時は「東京が怖い」とは全く思わなかったが、今は本当に怖いのでもう二度と行きたくない。


また、東京の人は大阪の人と違って、知らない人にフレンドリーに話しかけたりしないらしい(まあ個人差はあるだろうけれど)。大阪に比べて人間が冷たいのだろうか。

東京には様々な地方から人が集まってくる。隣の人がどこから来たどんな人か分からないなら、衝突を避けるために、腹を割って話すことはせず、当たり障りのない関わり方をしよう、というわけだ。

ロジャー・パルバースさんは、四方田犬彦さんとの共著『こんにちは、ユダヤ人です』(河出書房新社)の中で、「日本人は、わかってもらわないことによってサバイヴァルしようとしてきました」と述べている。確かにそうだ。しかし同じ日本国内であっても、その傾向は東京より大阪のほうがましだと思う。

知人曰く、「大阪の被差別部落の人たちや在日朝鮮人の人たちの挨拶は、『おい、飯食うたか?』なんです。生きるのに必死の者たち同士の、そういう人情があるんです」とのことだ。

他人から「おい、飯食うたか?」と訊かれるのは、人によったらプライバシー侵害だと感じるかもしれないが、個人的には何だか人情があって好きだ。

やっぱり大阪はいい街だ。DV元彼に出くわす危険はあるけれど、人が暖かくて良い。東京の煩わしくない淡白さを気に入る人もいるかもしれないが、私は大阪の人情が大好きだ。


でも最近の大阪の子は、「知らない人に話しかけない」というルールを厳密に守る。私が公園で、ブランコを漕いでいた女の子に声をかけても、彼女はむすっとして、何も返事しなかった。

かくいう私も、小さい頃は「知らない人に話しかけない」というルールを徹底するあまり、地下鉄でおじいさんに声をかけられたとき、「バーカ!」と叫んだ。当時の私は不審者への抵抗のためにそう叫んだのだが、おじいさんはどんなにびっくりし、悲しくなったことだろう。

子供を襲う犯罪者のせいで、全く関係ない大人までもが敵視される……恐ろしいことだ。一部の悪い大人のせいで、親や教師などを除く全ての「知らない人」がまとめて恐怖と嫌悪の対象になるのだ。私に「バーカ!」と怒鳴られたおじいさんには、申し訳ない気持ちでいっぱいである。


このような子供が増えてきたので、大阪人もこれからどんどんよそよそしくなるのではないかと懸念している。これも大阪文化の喪失、大阪の東京化と言えないだろうか。怖い。まさに中央による地方侵略である(いや、大阪人が無愛想になるのは犯罪者や不審者のせいではないのか? 何でもかんでも東京のせいにしたらヘイトである)。


私は3年前、初めて元彼に出会ったとき、「東京による侵略から大阪を守りたい」という彼の志に感銘を受けた。それまで東京弁をデフォルトの言語として話していた私は、日常会話で大阪弁を話すようになった。

ただ、イマジナリーフレンドとの会話は基本的に東京弁である。イマジナリーフレンドや人形たちは東京弁である。それにつられて私も東京弁を使ってしまうのだ。

学生時代の友人が今の私と会ったら「すげー! 大阪弁しゃべってるやん!」とびっくりするだろう。元彼と出会う21歳までは、自分を罵るとき以外は全て東京弁だったのだ。なので日常会話は全て東京弁だった。大阪弁には「荒っぽい言葉」「ねちっこい言葉」というマイナスイメージが付いていたので、自嘲するときに使っていたのだ。大阪弁に対して本当に失礼な態度だ。

まあごくごく小さいとき(おそらく幼稚園入園前)の私のビデオ映像を見ると、「うれしいわー」などと大阪弁を話しているので、大阪弁を捨てたのは幼稚園入園以降だろう。

しかし今は日常会話で大阪弁をデフォルトの言語として話している。

これからも大阪弁を話していきたいが、大阪弁ばかりになると東京弁を話せなくなるので、それは怖い。元彼なら「東京弁なんか忘れてまえ」と言うだろうが、私は嫌だ。東京弁もカチッとした感じがして好きだからだ。大阪弁のやんわりした響きも好きだが。


2023.2.9追記

東京というか首都圏に行きたくない理由はもう一つある。私を物凄く嫌っている人が、埼玉と東京と神奈川にそれぞれ1人ずつ住んでいるからである。

3人とも面識はないが、私にネットでウザい絡まれ方をしたせいで、私を徹底的に嫌っている。

「首都圏の何千万人もいるうちのたった3人ではないか、出くわすことなんてめったにない」という人もいるだろうが、私は怖くて仕方ない。だから首都圏には行きたくないのだ。

静岡や茨城あたりなら知人が住んでいるので行けそうだが、埼玉・東京・神奈川は怖い。鎌倉は行けそうだし、源平時代好きとしてはぜひ行きたいが。

 
 
 

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