蔀俊先生との思い出

Twitterにて恵琳さんより提案をいただき、このたび私の蔀俊先生への想いをフォーラムに投稿させてもらいました。

先にお断りしておくと、私は犯罪者に惹かれるハイブリストフィリアですが、蔀先生を好きになったのは懲戒免職の処分を受けるよりもずっと前の話です。

私が蔀先生と初めて出会ったのは2009年でした。

蔀先生は当時私が通っていた学習塾の国語教師でした。

身長が高く、顔や声や体格も良く、気さくで話も面白かったので生徒間にも人気のある親しみやすい先生でした。

蔀先生の顔がかっこよすぎて、私はまともに顔を見て話すことがほとんど出来ませんでした。

あれから10年近く経ち、神戸市の小学校で4人の教員が1人の教員を虐めた事件を知りました。

同時に、その4人の加害教員の1人が蔀俊という名前の教員であることも知りました。

私は同姓同名の別人ではないかと思いました。

私たちには優しかった先生が、残忍な虐めをするとは思えなかったからです。

私はきっと別人だと、自分を信じ込ませていました。

しかし、こんなにも珍しい苗字で、同じような年齢、

同じ先生という職業、そして神戸に住んでいる。

あまりにも共通点が多かったため、同一人物と考えた方が自然でした。

ただ、優しかった先生の記憶が、2人は別人ではないかと思わせました。

それと、最も大きな理由は学歴でした。

学習塾での蔀先生は、灘高校から1年の浪人を経て神戸大学に進学したことになっていました。

これは塾の方針だったのだと思います。

私の通っていた塾では、常に塾長が言っていました。

「進学する価値のある関西の大学は7校だけである。

国公立大学は京都大学、大阪大学、神戸大学の3校。

私立大学は関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4校。この7校に入ることを目標にして生きなさい。」

もっと汚い言葉で、机を蹴る等の乱暴な行為とともに塾長はよく言っていました。

散々このような教えをしていたので、大阪教育大学出身であることを蔀先生は隠さざるを得なかったのではないかと思います。

本当によく怒鳴る塾長でした。

私は学校で虐められていたので、学校に居場所はありませんでした。

平和な環境を求めて偏差値の高い学校へ進学するために通っていた塾でも、私は成績の悪さを理由に怒鳴られていました。

私の人生の暗黒期です。

そんな環境で、顔の良い蔀先生に優しくされたら好きになってしまいますよね。

話を戻します。

どうしても私は同一人物ではない証拠が欲しくて、

この数年間ずっと色々と調べていました。

私の大好きな蔀先生が、世間から叩かれている現実が受け入れられなかったからです。

しかし、私は同一人物である証拠を見つけてしまいました。

蔀先生がmixiで書いていた日記です。

私は見つけられる限りすべての日記を読み、

同一人物だと確信しました。

ある日記では、蔀先生が学習塾時代に塾長から怒鳴られた話を書いていました。

怒鳴られた理由は、蔀先生が地元小学校へ教育実習に行くことでした。

実は、塾長は塾生徒の保護者に嘘をついていました。

教師はすべてベテランの人間だと説明していたのに、

本当は大学生のアルバイトを採用していたのです。

だから蔀先生が地元の小学校に教育実習へ行くと、

保護者に本当のことがバレてしまう可能性があったからです。

どうやらこのことが原因で、ひどく怒鳴り散らされたようです。

当時大学生の蔀先生は悲しみや怒りをmixiにぶつけていました。

その他にもたくさんの日記が書かれてありました。

投稿日から逆算すると、どれも同一人物で間違いない証拠ばかりでした。

そして何より、私は蔀先生が本当に通っていた大学、

大阪教育大学の近くに住んでいます。

大阪教育大学の学生が私の地元で塾講師としてバイトをするのは非常によくあることでした。

これらの内容により、私は同一人物であることを確信しました。

ここでハイブリストフィリアではない人であれば、

きっと蔀先生への好きな感情は断ち切れるのだと思います。

しかし、私は犯罪性愛者でした。

蔀先生を嫌いになるどころか、更に好きの気持ちが増幅してしまいました。

私だって虐められた経験のある人間です。

本来なら被害に遭った教員に同情すべきはずです。

それなのに、私は蔀先生のことが好きで好きでたまりません。

このような私の気持ちは、誰にも打ち明けられるものではありません。

ここにひっそりと供養させていただこうと思います。

元日から大変失礼しました。